屋形船を愛するきみまろだいありー

2017年05月25日

この夏に忘れかけていた日本特有の情緒を船の上で

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なかなか日本独自の情緒というものを実感する機会が少なくなってきているようです。これは日本人としては実に悲しいこと。たとえば、夏には夕涼みに船の上での花火見物もまた良い時間の過ごし方になります。暑さを忘れるためにもおすすめなのです。

子供と大人とでは夏の楽しみ方が違う

子供のころは夏と言えばやはり長い夏休みが大きな楽しみになっていました。この楽しみは、別に海外旅行へ行くという計画がなくても、また遊園地へ行けるという予定がなくても、充分に心をわくわくさせたものです。けっして学校が嫌いなわけではないのですが、一か月以上も学校へ行かなくてもよく、毎日家で過ごせる、自由に遊べる、そういう思いが夏休みにはあり、子供にはそういう自由な感情があるのです。

しかし、大人は違います。仕事を一か月以上も休むわけにはいかないし、夏はただ蒸し暑いだけで、夜は寝苦しい。楽しみと言えば、せいぜい生ビールが美味しく飲めるということ、こういうケースが本当に多いのです。

これではストレスも溜まってしまいます。

日本の夏を代表する風物詩を船の上で楽しむ

一方的に現代の大人たちがすべて夏の楽しみ方を知らないというような書き方をしてしまいましたが、中には充分にこの日本の夏を楽しんでいらっしゃる方もいます。たとえば、屋形船というものです。若い方などは東京湾クルージングというとっても豪華でおしゃれな遊び方をしていらっしゃる方もいますが、ここはやはり日本人らしく、船の上で美しい花火を見物したり、同僚たちと気兼ねなく宴会を楽しんだりする遊び方がおすすめです。

日本の夏と言えば、やっぱり江戸情緒を肌で感じる夏の風物詩です。東京という都会の夜空に放たれる煌びやかな花火、それを船の上から眺められるという贅沢、心地よく肌を撫でる水面の風、ここには都会の雑音もかき消された幻想的な夕べがあります。

蒸し暑さもいっぺんに吹き飛ぶシチュエーション

夏の夜を情緒漂う屋形船の上で、気の合う仲間たちと宴会で盛り上がるのもいいですが、やはりここでは日本人らしく浴衣でいたいものです。蒸し暑さもいっぺんに吹き飛んでしまうでしょう。夏の夜に浴衣に花火とくれば、もうこれ以上のシチュエーションはありません。

あとは美味しい旬の魚料理をたっぷりと堪能し、冷たい生ビールで乾杯すれば、とびきりの夏の楽しみになります。もちろん、屋形船は貸切ができますから、昼でも夜でも、そして春夏秋冬、四季折々の楽しみ方ができます。

毎日忙しく仕事に追われている社会人だからこそ、こういう楽しいひとときが必要なのです。ストレス社会に生きる人たちにこそふさわしい遊びです。